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2020-10-14

11/14㈯ 秋の日本酒文化祭!2020 オンライン 時間割と講師紹介


<14日 時間割>
13:00~13:45 河津宏昭(河津酒造 熊本県)
14:00~14:45 原田康宏(はつもみぢ 山口県)
15:00~15:45 石井誠(石井酒造 埼玉県)
16:00~16:45 阿部倫典(大利根酒造 群馬県)
17:00~17:45 名手孝和(名手酒造店 和歌山県)
19時 日本酒フォーラム

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<講師・酒蔵紹介>

13時 元IT企業社員から見る酒造経営:河津 宏昭(河津酒造株式会社)


河津 宏昭
河津酒造株式会社 代表取締役社長
1981年生まれ 三代目
阿蘇小国町に生まれ、中学卒業後スイスに渡航、スイス公文学園高等部卒業後日本へ戻り、立命館アジア太平洋大学アジア太平洋マネジメント学部入学、卒業後は当時東京六本木ヒルズにあった株式会社サイバードのモバイル関連の新規事業を手がける部署に配属。Btob事業、EC事業、コンテンツ事業などを様々なジャンルを経て、東北の震災をきっかけに地元へ帰郷、2年後の32歳で代表取締役社長就任。


河津酒造株式会社
代表銘柄:『七歩蛇』『小国蔵一本〆』『花雪』
https://kawazu-syuzou.com/
創業1932年(昭和7年)酒蔵としては若い阿蘇小国町にある小さな酒蔵です。初代河津泰雄が当時、きっかけは地元の有名な画伯で坂本善三のお兄様が経営されていた酒蔵を事業譲渡して頂き始めた酒蔵です。筑後川上流に所在し、阿蘇湧水を使用しております。お米についても地元農家さんとの取り組み、新潟県の一本〆米という酒米の種籾を特別にお借りし大切に育てています。
日本酒造りは未来に継承するべき大切な日本の財産として考え、小さく若い蔵だからこそ出来る取り組みを前向きに取り組んでいきたいと考えています。

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14時 醸造再開から駆け抜けた15年とやまぐち地酒維新:原田康宏(株式会社はつもみぢ)


原田康宏(はらだやすひろ)
株式会社はつもみぢ 代表取締役社長兼杜氏
昭和44年2月22日生まれ(51歳)
平成3年 東京経済大学経営学部卒
ニッカウ井スキー入社
平成6年 初紅葉酒造(株)(現(株)はつもみぢ)入社
平成17年 酒造復活とともに杜氏就任
平成22年 代表取締役就任
現職:山口県酒造組合需要開発委員長、徳山商工会議所副会頭、周南観光コンベンション協会会長


株式会社はつもみぢ
代表銘柄:原田
http://hatsumomidi.co.jp/
旧くより「酒は百薬の長」と言われて来ましたが、高度情報化社会の今こそ大切にしたい言葉だと存じます。
また、「酒は文化の華」とも言われ、地酒はその地域の華でありたいと存じます。
「はつもみぢ」は周南の華・郷土の美酒を合い言葉に、地域の米や水を生かし、周南の風土を品質やラベルに取り入れて行くように努めております。
周南地方は瀬戸内海の静かな海に面し、北は島根県に接し、海の幸・山の幸は地酒の味を一段と引き立ててくれております。
この幸せを皆様にお届けすることを使命として精進して参りたいと存じます。
周南の華・郷土の美酒「はつもみぢ」が皆様の健康と潤いのある日々にお役に立てることを念じつつ、ご挨拶とさせて頂きます。

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15時 インターネットを活用した石井酒造の取り組み:石井誠(石井酒造)


石井誠
石井酒造株式会社 代表取締役社長(8代目蔵主)
1987年生まれ33歳
早稲田大学商学部を卒業後、酒類総合研究所にて酒造学を学ぶ。その後他蔵で製造見習いを経て一般企業へ就職。約2年のサラリーマン生活を送ったのち、26歳で家業を継ぎ代表取締役に就任。当時の最年少蔵元となる。
”楽しくなければ酒じゃない”をモットーにクラウドファンディングやYouTubeなど新しいことに積極的にチャレンジしてます。


石井酒造株式会社
代表銘柄:豊明
http://www.ishii-syuzo.jp/home.html
天保11年(1840年)に初代石井欣兵衛(きんべえ)が埼玉県幸手市にて酒造業を営みました。
当時幸手市は江戸の宿場町として栄え、当社も日光街道と御成街道のちょうど分岐点に位置していた事から、多くの酒をたくさんの方に振る舞っていたそうです。
全盛期には約5000石の生産量がありましたが、日本酒が大量消費品から嗜好品に変わる社会の変化に対応すべく2000年に蔵を改築。今では約200石に満たない少量生産をしております。
生産量を大幅に減りましたが、その分酒造りが細分化され、大量生産時代にはできな買ったこだわりの酒を醸すことができるようになりました。
常にチャレンジ精神を持って日本酒の更なる、そして新たな可能性を日々模索し奮闘しております。

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16時 日本酒と沼田の歴史、そして利根沼田酒蔵ツーリズム:阿部倫典(大利根酒造有限会社)


阿部倫典(あべつねのり)
大利根酒造有限会社・代表取締役
群馬県酒造組合 副会長 (群馬県酒造協同組合 副理事長)
群馬県酒造組合 沼田支部長 (利根沼田酒蔵ツーリズム協議会代表)
日本酒造組合 関東信越支部 運営委員
沼田警察署管内 地域交通安全活動推進委員 監事
沼田税務関係団体連絡協議会 副会長
沼田ユネスコ協会 理事

東京農業大学醸造学科へ
1983.4年大利根酒造有限会社入社
H22BYより蔵元杜氏となり現在に至る。
無駄あって人はつくられる!そんなことを考えながら昔ながらの酒造りにいそしんでいます!


大利根酒造有限会社
代表銘柄:左大臣
http://www.sadaijin.co.jp/
この地で酒造りが始められたのは江戸時代中期にまでさかのぼります。
屋敷内には、酒造りの神様である松尾様を祭った石宮がありますが、その碑文に、「元文四年」の文字が刻まれています。西暦で言えば1739年にあたるそうです。
弊社は、奥利根の山々に囲まれた、尾瀬ふもとの、小さな酒蔵です!
蔵元杜氏の伝統手法により、小規模蔵 独自の地酒造りを伝承して参りました。
寒造りのさわやかな呑み口、芳醇な香味、風雅な酔い心地をお試し下さい。

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17時 和歌山と地酒と黒牛:名手孝和(名手酒造店)


名手孝和(なてたかかず)
株式会社名手酒造店 代表取締役


株式会社 名手酒造店
代表銘柄:黒牛、菊御代
https://kuroushi.co.jp/
名手酒造店は和歌山県北部の海南市黒江に位置します。万葉集に詠まれた黒い牛に似た岩があったところです。純米酒中心の方針を固めた時、黒江の地名の由来ともなり、町内会の名でもある「黒牛」を、酒銘としましたが、今では主銘柄として定着しています。
県北部海岸沿いは瀬戸内海式気候帯に属し、冬季は適度の寒気がある穏やかな環境に恵まれております。蔵周辺は1300年前頃、入江の奥の海岸線付近であったようです。西を除く三方が標高40m~180mの丘に囲まれた地勢で、地下水流の弱硬水の井戸水が得られ、精密濾過して仕込水としています。
ミネラル豊かな水で仕込むと、力強い発酵力が得られるため、しっかりした、幅と旨みのある酒質が当蔵の酒の持ち味が特徴となっています。
非常に長い期間をかけて兵庫県北部(但馬地方)からの杜氏ら季節雇用から、社員制への転換を図り、混成チームの期間も長く続きましたが、2011(平成23)年春から社員の岡井勝彦が杜氏になりました。研究意欲とチームワーク重視の若い製造チームが活躍しています。
蔵の基本方針として、日本酒本来の味わいと、日常の生活の中で親しまれる名酒をめざしており、ほぼ全量が純米醸造で純米酒に特化した蔵となっております。県内農家との酒米契約栽培(山田錦)にも注力していますが、蔵元自ら優良産地の熱意ある農家とその圃場を廻り、顔の見える関係で、良質米の安定確保に努めています。山田錦が過半数を占め、兵庫、岡山、滋賀、富山、和歌山、徳島から。五百万石は、福井、富山。雄町は岡山から購入しています。
今のところ速醸酒母ですが、山廃、生酛も研究中です。米、水、人、設備と酒の価値に影響を与える要素は多く、それぞれの着実な向上を図っておりますが、それらをまとめる経営方針も大切であると考え、日々精進していきたいと考えております。

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【日直】

上宮三佳(かみや みか)
群馬出身。第三期ぐんまの地酒大使、piano&vocalユニット”Sunray in Rain”のボーカル、ライター(ミツワネット日本酒コラム連載中)、モデル。日本酒が好きで、「日本酒のうた 〜二つで一つだね〜」というオリジナル曲を歌っています。
Instagram⇒https://www.instagram.com/mika_kamiya_mika/
Twitter⇒https://twitter.com/mikakamiya_/


森田真衣(もりた まい)
埼玉県川越市出身。2013年に行われたミス日本酒の「初代」グランプリ。授賞以降、日本酒をハブに日本国内や海外(9カ国15都市)にて日本酒文化の啓蒙活動に励む。3年の活動で強く感じたcraft sakeの魅力。そして、嗜好品としてのアルコールにとどまりきれない日本酒を文化面、人の魅力を含めて発信中。また最近では日本を伝える架け橋として日本酒にとどまらず、観光、地方創生の取り組みに関わる。
Instagram⇒https://www.instagram.com/sakemaimai/

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