toggle
2023-06-10

【取材記】2.佐賀 肥前大浦〜肥前浜宿 酒蔵通り

日本酒学園!取材企画第2弾です。

前回に続いて4月下旬に九州と群馬で酒旅行を楽しんだ生徒副会長Tの酒旅記。

第1弾・長崎と同日に、肥前大浦駅の宿へ宿泊し、肥前浜宿酒蔵通りと肥前浜駅を散策した旅行記です。

前回の記事はこちらをご覧ください。
【取材記】1.長崎(前編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川
【取材記】1.長崎(後編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川

 

1.たら竹崎温泉旅館 鶴荘・肥前大浦駅から車で約10分

杵の川の取材後、諫早駅まで瀬頭社長の車に乗せて送っていただき、JR長崎本線で宿泊先のある肥前大浦駅へ向かいました。

佐賀・肥前大浦「鶴荘」です。

 

有明海に面した和風の宿。気さくな雰囲気でおもてなしをしてくれるホテル民宿。

ある人から佐賀の日本酒が飲み放題だという紹介を受けて早速予約した宿でした。

無人の肥前大浦駅からお迎えのバンに乗り、南下。程なくして海が目の前に迫る鶴荘に到着。

受付を済ませ、夕飯を早く食べたい一心で座ることなく即風呂へ。

改装中だったことで大浴場が使えないことから、個室の檜風呂を使わせていただくことになり、時間内で独り占めです。

ほぼ外なので子供の遊ぶ声など聞こえるのどかな景色の中、10分ほどリラックス。その後ダッシュで食堂。

夕飯と朝食は天ぷら、刺身、タコの煮付けなどの小鉢がたくさん。

その上、カニ好きのための「カニ付き」プランもあります(わたしはアレルギーなのでNG)

メインの日本酒は、サーバー(ファンヴィーノ ワイン・Sakeサーバー)で管理されており、好きな銘柄のボタンを押してグラスに注いで飲むことができます。

その時は3Fレストランと1Fロビーに設置されていました。普段飲めない佐賀のお酒たちを味見できたので勉強になりました。

女将の御子息が蔵人を招いて日本酒イベントを開催してらっしゃるとのこと。

「日本酒飲み放題90分プラン」の詳細などご興味のある方はイベント情報をチェックして見てください。

佐賀・肥前大浦「鶴荘」HP⇒https://www.tsurusou.jp/

 

2.肥前浜宿「酒蔵通り」・バス停 肥前宿浜

翌日、再び有明海を眺めながらバスで北上し肥前浜宿酒蔵通りへ。肥前浜宿に着くと、下車時に運転手の方が「こちらが酒蔵通りになりますので」と手で方向を示しながら言ってくださったので安心して酒蔵通りへ。

すぐ目の前に肥前屋があったので、売店の棚を眺めながら奥へ進むと無料試飲コーナーを発見。3種をそれぞれサーバーから1杯ずつ勝手にいただくことができます(鶴荘と同じスタイル)。

その後、売店でも2種試飲させていただき、四合瓶の蔵限定生原酒を購入しました。

人通りが無いのは平日だからだと思っていたが、この酒蔵通りはコロナ禍から休業している店がほとんどだと購入時に聞いた。購入したお酒と、おまけに頂いた新玉ねぎをキャリーに詰めて、酒蔵通りを真っ直ぐ歩いた。水路沿いに鍋島、光武、山口醤油醸造所、と宿場町らしい景色。誰もいないので時間が止まったような感覚に。

そんな中「まちなみ案内所」を発見。肥前浜宿の「継場」の中に設けられていました。

無人でしたが、綺麗に管理されています。

特に市に寄贈された有形文化財「継場」は室内を見ることができて良かったです。

鹿島酒蔵ツーリズムHP⇒https://sakagura-tourism.com/

 

 

3.HAMA BAR・肥前浜駅

案内所の置きチラシの中に、日本酒バー「HAMA BAR」を発見。場所は肥前浜駅の目の前。

ランチ飲みには少し早いが、博多へ向かうルート上なので早速向かうことに。

50m先に見える小さな肥前浜駅に、何やら特別列車らしきものが停車中。初めて見た「二つ星」。無人駅のホームだが、ハンドベルを持った白い制服の駅員さんと、お酒の販売ブースでスタッフが乗客をもてなしていた。

ホーム真横のHAMA BARはこの列車が出た後の開店とのこと。

「先に入ってて良いですよ」と気さくな対応。裏手で鳴いてるヤギに挨拶してから入店し、程なくしてお酒をいただくことに。

オススメの「いつもと違う!鹿島5蔵飲み比べ」なんと¥1,000。鍋島の裏ラベルを中心に、HAMA BARの人気メニューだそう。

ポン、ポンと5種全てが口開けで、ラッキーでした。

このさらりとした甘みと後味スッキリが佐賀の酒だな、と改めて味わえた。

おつまみは、有明海産の板のりがオススメとのこと。香りと旨味があり、ちびちび飲みにピッタリだと思いました。

じゃこ天のようなすり身の揚げ物は、ハートの形。ピリ辛でまた酒が進みました。

その後は開店後に入ってらっしゃった近隣の常連客さんと、お店のスタッフさんたちと談笑。光武のドラゴン2023は、杜氏の名前に由来している、古伊万里酒造にも行ってみては?など肥前宿界隈の話を聞いたりと、途中観光協会の方も現れ、盛り上りあっという間に列車到着の時刻。

お会計でもたついていると時間が過ぎてしまったが、電車が待っているので慌てて飛び乗ると、さっきまで隣で飲んでいたお客さんが

車掌さんに合図。停めてくれていたのだ。この後はまた乗車券でもたついてなんとか現金で支払い。

HAMA BARで出会ったみなさんに感謝しつつ、次回博多駅へ続く。

HAMA BAR 肥前浜駅⇒https://sakagura-tourism.com/news/column03/

*お酒は二十歳になってから

関連記事