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2023-07-01

【取材記】4.福岡・八女 繁桝 高橋商店/朝日屋酒店

日本酒学園!取材企画第4弾です。前回に続いて生徒副会長Tの4月下旬の九州酒旅行記です。

前回の記事はこちらをご覧ください。
【取材記】1.長崎(前編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川
【取材記】1.長崎(後編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川
【取材記】2.佐賀 肥前大浦〜肥前浜宿 酒蔵通り
【取材記】3.福岡 博多〜くらの細道きっぷ

 

九州旅行の最終日は3年前に蔵見学にお邪魔した繁桝・高橋商店へ再訪。「会員限定 蔵開き 秘蔵酒を楽しむ会」を体験させていただきました。福島城の城下町エリアに位置し、広大な敷地内で主に日本酒、焼酎を醸造。地域に根差した問屋機能もある創業300年の歴史ある酒蔵です。

取材記事はInstagram 夕刊フジ 日本全国地酒バーに掲載中です。

 

朝日屋酒店

今回も久留米駅からバス移動で西唐人町でバス下車。目的は朝日屋酒店で「繁桝」を購入すること。日曜日なので酒蔵はお休みだろうと踏んでいたから。

文化池を眺めながら、静かに水路がめぐる路地を歩くと建物が見えてきた。入店すると朝日屋酒店の高橋さんと3年ぶりの再会。話を始めると「あー!」と府に落ちて思い出した様子。

特に建物が特徴的な朝日屋酒店。

落ち着いた雰囲気ある深煎りコーヒー色の木造建築物は旧八女市役所のリノベーション。このように明治建築を遺す取り組みは素晴らしい。レイアウト通りに面した一角に酒店があり、引き戸一枚で天井が高い土間と区切られている。子供たちの作品が並んでいたので多目的スペースなのだろうか。

では酒を買って帰ろうとした矢先に「今日は会員様限定 蔵開きなので営業中ですよ」と高橋さん。

驚きながらも滞在できるのはあと30分程だったので案内状を頂いて急いで向かった。繁桝・高橋商店へはここから徒歩5分ほどで到着できる。蔵開きを駆け足で巡った後は朝日屋酒店に戻り、みなさんが推薦する酒「可也」を純米大吟醸と吟醸を一本ずつ購入できました。

繁枡 可也 雄町純米吟醸・純米大吟醸

 

蔵開き

昨年も開催された”お酒好きのための“「会員様限定 蔵開き 秘蔵酒を楽しむ会」。賑わう入場口で早速サービスが。「うめ玉」を、順路の通りに醸造蔵へ。ポイント毎に試飲コーナーと仕込み水があり、飲みながら蔵見学ができる仕組み。

走った後の酒は美味い!と全部いただいて、醸造蔵を出て出荷倉庫へ向かう。高い天井と紅白の幕にテンションが上がりつつも時間が無いので、遠くに見えた高橋社長までダッシュし、ご挨拶をして写真を1枚頂きました。この赤紫色のお酒「赤しそ純米梅酒」はロックで提供されており、酸味と甘さのバランスが優しくて美味。綺麗な色なのでデザート酒に良さそう。

各所で純吟クラスの生酒を多種試飲でき、「繁桝 特別純米 吟のさと」「うめ玉」まで頂けるという嬉しいお土産に付き。試飲では特に斗瓶から注がれる雫取りはまろやかで味わい深かい一杯でした。順路の最後にいただいた冷凍の麹甘酒には涼を頂けてホッとしました。

ご興味のある方はぜひ次回ご参加ください。白壁と水路が旅情さそう街並み、久留米駅からバス1本で到着できる利便性の良さ。雛祭りの時期にお邪魔した際に立ち寄った「横町町家交流館」では美味しい八女茶が飲める・食べれるので、そこで一息入れてみてはいかがでしょう。

順路最後に酒の販売コーナーで、買い物する人を横めに、営業の方に挨拶し、朝日屋酒店へ戻りました。前記の通り酒の購入ができて一安心。そしてまたしても車でバス停まで送っていただきました。申し訳なさと、感謝でいっぱいです。次回は時間に余裕を持って九州に来たいと思います。

九州旅行記はこれにて終了です。次回、土田酒造に続く。

*お酒は二十歳になってから

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