【取材記】3.福岡 博多〜くらの細道きっぷ
日本酒学園!取材企画第3弾です。
前回に続いて4月下旬に九州、その後群馬と酒旅を楽しんだ、生徒副会長Tの酒旅記。
今回は九州旅3日目に参加したお得に酒蔵巡りができる「くらの細道きっぷ」の体験談を中心とした福岡・博多の旅行記です。
前回の記事はこちらをご覧ください。
【取材記】1.長崎(前編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川
【取材記】1.長崎(後編) 良か人、良か酒を育む酒蔵 杵の川
【取材記】2.佐賀 肥前大浦〜肥前浜宿 酒蔵通り
1.BUNSHODO HOTEL 、°F/CONCEPT 博多駅前
BUNSHODO HOTEL
肥前浜から鳥栖で特急列車に乗り換え、博多駅に到着。ICカードの乗車歴の解除をしてもらい、特急券代を現金で支払って、改札を出た。(前日の諫早駅からICカードで乗車し、無人駅下車だった為)
博多空港で抗原検査をしたりで、ようやくBUNSHODO HOTELへチェックイン。
書店・文照堂跡地に建てられた本屋さんや本好きのためのアーカイブホテル&カフェという新しいコンセプトに興味が湧いて予約。
館内の案内や鍵の番号などはLINE Appで管理・確認されているため、自分の端末からいつでも確認することが可能。
便利だと思いつつも個人的には普通の鍵の方が使いやすいけれど、今後増える形態なのだろうか。
B&Bの部屋にはベッドとシンクと寄贈本が数冊。シャワー・トイレはフロア共有スペースにあり。
翌朝、朝食を部屋に持ち込みベッドで足を伸ばしてほんのひととき読書ができました。
口溶けの良いパンと香りとコク深いコーヒー。おかわりしたいほど美味しかったです。
°F/CONCEPT
チェックインした夜は荷物を置いてすぐ、酒友のMさん推薦の店へ。
宿泊先から徒歩10分程度で到着。中洲近くの柳橋連合市場内にある「°F/CONCEPT(エフコンセプト)」。柳橋連合市場は戦前の昭和から徐々に鮮魚店を中心にお店が集まり、戦後は平成に柳橋連合市場共同組合を設立された昭和ムード漂うアーケードエリア。
日本酒が豊富なおしゃれ居酒屋さんで、新鮮なお造り、天ぷらなど料理もお酒も美味しかったです。
鍋島が1杯¥400だったので4種飲み比べ。福岡で鍋島の飲み比べができて感激。エフコンセプトのお隣に同系列店の宿泊施設もあるとのこと。
次回も再訪したい店でした。
https://yanagibashi-rengo.net/
2.「くらの細道きっぷ」西鉄グループ
翌朝BUNSHODO HOTELをチェックアウトし、祇園駅から「くらの細道きっぷ」購入できる西鉄ルートへ向かいます。
お得に電車で酒蔵巡りができる2023年4/22(土)23(日)開催のイベントチケットです。
電車の乗り間違えなどを経て、酒瓶で重くなったキャリーを引いて西鉄電車・朝倉街道駅に到着。
改札口で1dayチケットを購入。¥1350で朝倉街道駅から大堰(おおぜき)駅までの往復切符と4蔵×おちょこ2杯が飲めるドリンクチケットつき。最初に参加した酒蔵でおちょこを¥200で購入し、以後それで飲む格好。列車で移動する間にワクワク感が増していくのも醍醐味。
大堰(おおぜき)駅
酒友のMさんと最初に向かったのは、大堰(おおぜき)駅。進むにつれ同じ目的らしき乗客が増えてゆき、ほとんどの乗客が一緒に降りた。
晴天の空と緑の田んぼが揺れる長めの良い橋を渡り、見えてきたのは「研醸」、そのすぐ左に「みいの寿」。
樽の写真を撮ろうとすると、その横になぜかラガーマン数人が楽しげにファンサービスをしていた。その背後にP箱の椅子でゆったりと飲み交わす人たちが見えたので、自分たちも早速飲むことに。
まずはおちょこで2種を1杯ずつ頂いてホッとひと息。フードやケーキ、雑貨のブースも眺めつつ、その後別料金で「クアドリフォ」「コレチネ」など限定生原酒などを頂いた。こちらは100cc程入るプラカップで提供され、たっぷりと味わえた。どれも優しい香りとしっかりボトム、蔵で味わうと尚さら美味い。とここで、ご自宅用のお酒購入したところ現金がゼロに。
でも問題なし。この後はお金がなくとも「くらの細道きっぷ」チケットで2杯ずつ飲めるのだから。
一番奥のブースに、*みいの寿・井上社長が見える。接客や写真対応でご多忙の合間を縫ってお声がけし、再会の喜びと緊張でうまく話せないながらも、日本酒学園!用に写真を撮らせて頂いた。
そして次の酒蔵まで再び西鉄でのんびりと移動。
大城駅
2蔵目にお邪魔した「山の壽酒造」は2駅となりの大城駅。スッキリな飲み口で、美味い。
2杯のはずが、3杯目?4杯目?…ともあれ初めて頂いた酒蔵なので、良い経験になりました。
酔っていても下車した時の気持ちいい青空は覚えているが、その後の記憶はおぼろげ。
北野駅
3蔵目、となりの北野駅「山口酒造場」庭のうぐいすで有名な酒蔵。
何度か頂いて美味しいと記憶してますが、せっかく酒蔵に来たのに今回は味の記憶なし。写真もなし。(申し訳ないです)
このように酩酊状態で酒友に助けられ、初参加にして出会いやハプニングだらけの楽しい1日を過ごせました。
天気に恵まれたことで幸せも倍増。無人駅の方ぜひ来年も開催していただきたいです。
次回、翌日の高橋商店へ続く。
*井上社長は、日本酒学園!のオンライン授業やイベント出展などでお力添え頂いています。
[お酒は二十歳になってから]